貧困の底で

貧困の底で、人は「どうにかしてここを抜け出したい」「今よりもましな生活をしたい」という「希望」を持つことさえもつらくなって、ほとんどの人が、その劣悪な環境を諦めて受け入れてしまう。
そうして「どうせ希望なんてないんだから、考えたってしょうがない」という諦めが、人生の教えとして、子どもの代へと受け継がれていく。
考えることを諦めてしまうなんて、人が人であることを諦めてしまうにも、等しい。
だけど、それが、あまりにも過酷な環境をしのいでいくための唯一の教えになってしまう。

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